■way out




この小説はちょっと狂気っぽい部分があります。
当サイトの基本的ギンジのイメージを崩したくない方は
お戻りくださいませ…!!;】









―――自分だけの存在が欲しいと願うのは、我侭だろうか?

 

それが、永遠のものであって欲しいと望むのも我侭なのだろうか?

 

 

 

ひたすら、生きてきて。

妹と、祖父。

たった二人の家族のために、毎日。ずっと。

 

 

でも、時々無性に孤独を感じるんだ。

何もかも、虚しくなるんだ。

自分は何の為に存在し、誰のために生きてるのか。

わからなくて、それが恐くて。

 

 

特別な存在が手に入るなら、何だってしそうな自分が恐いと思う反面。

『それで手に入るなら』と簡単に承諾しそうな自分も居る。

もしも、その存在が目の前に居たならば。

 

 

オイラはきっとすぐに言うだろう。

 

 

 

『何でもします。だから、オイラだけを愛して下さい。』

 

 

 

 

そして、相手の言葉を全て飲み込むだろう。

 

 

 

『この身体を好きにして下さい。』

 

 

どうぞお好きに。

 

 

『何をすれば、貴方の為になりますか?』

 

 

貴方の邪魔になる存在を、殺しましょうか。

 

 

『何すれば、貴方はオイラに微笑んでくれますか?』

 

 

お望みなら、玩具にでも何でもなりますから。

 

 

『オイラの全てを、貴方にあげます。心も、将来も、何もかも。』

 

 

貴方以上の存在なんて、ありはしませんから。

 

 

だから、だから。

 

 

 

『愛して下さい。』

 

 

 

 

独りにしないで。

 

 

 
■■■■■
マッドなギンジ…;;
いつも色々諦めてそうだけど、実は内心で凄く無い物強請りしてそう…(ぇ)


それでは、読んで下さって有難う御座いましたv