■Endless Birthday.■

微グロ注意!!





今、この時を。

この、瞬間を。


ただただ待ち焦がれた。
望んでいた。



白い肌。
閉じられた瞼を飾る睫毛は長く清廉。
無造作に散らばる髪は鮮やかな金を思わせる茶。

見目など私には全てどうでもいいのだが、アレはそれを追求していた。


眠る横顔。
だが、それは息をしていない。
死んでいるのではなく、元から呼吸をしていない。


これから、息をする。
これから、仮そめの生を受けて動き出す。


二人で作った試作品。
でも、完成させたのは私一人。

アレが見ていない内に事を済ませたかったのだ。



譜術の光が暗い部屋に浮かぶ。

ピクリと動いた指先。
息を、した。


そして瞼がゆっくり開かれる。
生物が、息づいた証拠。
生を受けた瞬間。



「HAPPY BIRTHDAY」


今この瞬間が、お前の誕生。


「そして、おやすみなさい」


そしてこの瞬間が、死。



ぐしゃりと頭蓋を潰され、穢れた音をたてながら崩れ落ちたソレ。
綺麗に作られた顔は、見る陰もなく無惨。


これが、この姿が。
私自身の望んだこと。



この人形は、私だ。

私が死ぬまで、繰り返す。


何度も、何度も。



この血溜まりで床を汚してしまおう。

他ならぬ、『私』の血で。


私の、自死。

■□■□
レプリカパラレル話。フォミクリーを生み出した自身への嫌悪を形にした瞬間。

ある意味自傷行為ですねぇ…いや、自殺か?;

因みに、コレ打った日って自分の誕生日だったり…病んでるなぁ、オイ(笑)