■血と死と愛を■

焦がれるは病の如し。

願うは、強くも儚き夢の如し。


欲するは、唯一無二の想い人。



貴方が私を見てくれるのならば、どんな事でもしてみせよう。

例え、汚泥のような血という血に塗れようとも、

例え、狂人と称されようとも、

例え、愚かな道化を演じる事になろうとも。


この想いを、この強き愛を私に与えたのは貴方。

盲目な愛。
叶わぬ想いと知っていながら、それでも私は貴方を求めずにいられない。



貴方を。

貴方が。

貴方のために。



「…我等と共に居る中で、愚者を演じ続けるコトに何の意味を持っている?」

私に向けて呟かれた言葉。

「ディスト…は、本当は繊細…なの…そして……」

「…最も恐ろしい男、だ。」

幾つもの屍を踏みにじろうとも、私はそれらに目を向けない。向ける必要を感じない。


私は貴方が、貴方さえ居てくれるのなら。


私を見てくれるのならば。

「死神という名を、喜んで受け入れましょう」



永久の愛を、貴方に。




■□■□
ディスト→ジェイド。
個人的にディストは六人将でヴァンに次ぐ強さを持ってそうだな、と思います。
盲目だからこそ、目的に従順で忠実。人間性は不要だとするからこそいくら人道な反しようとも情けはないようで。
必要ないならば躊躇い無く世界を消す事もしそうです。
人間性が足りない人間程残酷ですし。

道化を演じるのはジェイドの為で、狂人なのもジェイドの為で。歪みきった愛。


…お前はどれだけジェイドを愛してるんだ…っ!vV(妄想し過ぎ/笑)